2007年09月18日

一度きりの技

あれだけ試合に負けて悔しがって、
試合に勝てば、めっちゃ嬉しくて喜んで、また勝とうと話をして、
みんなやる気になっていた。

ただ、先週の金曜日は、クラブ写真を撮る日ということもあって、
ぜんぜんちゃんと練習ができんかった。
三連戦の後ということもあって、
俺も気が緩んでいたし、金曜日は練習試合なんかで楽しんでいたけど、それはいいことにしようと思った。


そして今日。

今までの毎試合後に話し合って、
練習は真剣にしようということになっていた。
試合に勝つために。
しかも明日はまた試合やし。
というわけで、今日の練習前には、
もう一度、練習は真剣にやろうということを彼女たちに話した。
練習中に話をしていたり、ふざけていたりしたら走らすということも伝えた。

チームに温度差があるなってことが最近目立つようになってきている。
何人かはすっごい協力的で、進んでいろいろな仕事をするだけじゃなくて、他の子たちにもちゃんとするように呼びかけたりしてくれて、本当に助かっている。とてもありがたい。

でも、やっぱり何人かはしゃべって、ふざけあったりしていた。
見つけ次第、走って来いと言って、
言われたらちゃんと走るのだけれど、しずかになったと思ったらまた勝手に話し始めたりして。

それでも練習は進んでいって、余計に悪化していくことが感じられた。

明日は試合ということもあって、いろいろ応用練習をしなきゃいけないと考えていたけど、こんなふざけたままの練習を続けていても試合には勝てない。もしかしたら、いくつかは勝てるかもしれないけど、きっとどこかでつまづくことだろうということは簡単に分かる。

今はこのチームがめっちゃ好きで、それやからこそ、勝ってこそ得る喜びというものを彼女たちに味わって欲しいと思う。本当は、もっと言葉でいろいろ説明してやったら、それでよかったのかも知れないが、そういうことも出来なくて。


だいたい4:30頃。チャンスボールからスパイクを打つという練習をしている時に、まったく真剣みが感じられなかったので、急に練習をストップさせて、もう今日の練習は終わりということを伝えた。
真剣に練習が出来ないので、今日はもう終わりだと言った。

さすがに彼女たちもこうなるとはまったく思っていなかったようで、あっけにとられていた。始めは冗談だと思ったのかもしれないが、僕がバレーシューズを脱いで、帰る準備を始めたので、たぶん本気なのだと分かったんだろうと思う。

その中にも、とても頑張って練習をしている子もいたので、その子達にはとても申し訳なかった。そして明日が試合ということでは、今日中に実践的な練習をしておくべきだったのだろうが、あと一ヶ月以上続くシーズンであったり、彼女達のこれからのバレー人生を考えると、やっぱり必要だったのだと思う。ただし、こんな強引な手段を使わなければいけなかったということに関しては、自分の能力の無さを感じずにはいられないが。

練習時間あと一時間を残して、彼女達をほって帰ろうとしている僕を見て、彼女達は何かを感じてくれただろうか。
こんなことは、たぶんこの一度きりしか使えないだろう。だからこそ、これを通して、彼女達に学んで欲しいと思う。

帰ろうと準備をしている時に、彼女達が自分達で真剣に練習しているのが少し見えた。そして体育館を出る時に、「sorry, coach.」と彼女達が言っているのが聞こえた。
posted by OJ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Volleyball coach | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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